【死去】KAN61歳死因はメッケル憩室癌？どんな病気で生存率は？

2023年11月17日、「愛は勝つ」などの名曲で知られる歌手のKANさんが死去していたことが判明しました。

【訃報】「愛は勝つ」KANさん死去、61歳
https://t.co/uw9v9WRbAN

葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませている。死因は明らかにされていないが、今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していた。 pic.twitter.com/l1ZPDE83nI
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 17, 2023

日本で数十例しか症例のない、非常に希少な癌を患っていたそうで…

今回は、「愛は勝つ」で知られる歌手・KANさんが61歳で死去、死因はメッケル憩室癌なのか、どんな病気なのかや生存率について調べてまとめました。

❝メッケル憩室❞という単語を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
実は気づかないうちに自分も持っている可能性が…

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

【死去】KAN61歳死因はメッケル憩室癌？
1. 歌手・KAN死去
2. 死因はメッケル憩室癌？
どんな病気で生存率は？
まとめ

【死去】KAN61歳死因はメッケル憩室癌？

歌手・KAN死去

2023年11月17日、「愛は勝つ」などのヒット曲で知られる、歌手のKANさんが亡くなられていたことが判明しました。

引用：X

名前：木村和（きむらかん）
活動名：KAN
生年月日：1962年9月24日
年齢：61歳
出身地：福岡県福岡市

小学生の頃にクラシックピアノを習い始めたというKANさん。
中学校入学後は友人とバンドを結成、部活はブラスバンド部に入部し、アルトサックスを担当していました。

高校入学後にはオリジナル曲作りを開始しした他、ロックバンドを結成するなどジャンルを超えて音楽に親しんできました。

大学入学を機に上京。
様々なコンテストに出場する中でレコード会社の担当者に見初められ、デビューを果たしました。

学歴
・福岡市立田島小学校
・福岡市立友泉中学校
・福岡県立城南高等学校
・法政大学社会学部卒

葬儀は近親者で既に執り行っているということです。

本日９月２４日（日）
６１ちゃいになりました。
誕生日とは頑張ってても何もしなくても同じ様にやってくるものだと思っていましたが今年は少し違う感覚です。多くの皆さまに暖かく支えられていることをありがたく実感しています。これからもよろしくお願いしマハル。#写真はイメージです #kimurakan pic.twitter.com/rdnWpY7lDm
— KAN_official (@_kimuraKAN) September 24, 2023

9月に61歳を迎えた際には、こんなおちゃめな投稿もしていました…

死因はメッケル憩室癌？

KANさんが亡くなった理由については

正式には公表されていません。

しかし、今年の3月に「メッケル憩室がん」と診断されたことを公表し、コンサートツアーを中止。
療養に専念することを明かしていました。

『洒落にならない御報告』です。https://t.co/kNU7Pfpe3F #kimurakan
— KAN_official (@_kimuraKAN) March 18, 2023

❝洒落にならない御報告❞として、メッケル憩室癌が発覚したことを公表。

そして、5月24日にはいったん退院したこともSNSで報告していました。

何が終息したというわけではありませんが６週間ぶりに解放されたその足でまず向かったのは『２３歳』の歌詞に書いた銀座並木通りのイタリアンのカメリエーレのアルバイト時代から思えばかれこれ３８年も私の髪を切ってくれて『TOKYOKMAN』の歌詞にも登場する小山さんのサロン。#kimurakan　#TOKYOMAN pic.twitter.com/sIDFT8x12R
— KAN_official (@_kimuraKAN) May 24, 2023

KANさんの退院の報告を見て、「早期発見で症状が落ち着いたのかな？」と思っていましたが、実際のところ完快したわけではなく、入退院を繰り返していたようです。

以下、KANさんの訃報を伝える事務所の公式HP文書を転載します。

弊社所属アーティストＫＡＮ(本名木村和)儀、かねてより病気療養中のところ、
令和５年１１月１２日午後６時２９分に永眠いたしました。
享年６１歳。
ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

１９８７年にデビューし、36年の長きに渡りシンガーソングライターとして
活動してまいりました。
今年『メッケル憩室癌』と診断され、3月より療養生活に入り、
入退院を繰り返しながら活動再開に向けて治療に励んでいた10月には、
留学したこともある想い出の地フランス・パリを訪れ、最後まで復帰への想いは
途切れることはありませんでした。

今まで数多くの作品を創作することができましたこと、
これまでＫＡＮに関わってくださった皆様、応援してくださった皆様に
心より感謝申し上げます。

通夜及び告別式は近親者にて執り行いましたことを併せてご報告いたします
引用：KAN オフィシャルウェブサイト御報告 – www.kimuraKAN.com

KANNさんの身体を蝕んでいたメッケル憩室癌とは、一体どのような病気なのでしょうか

どんな病気で生存率は？

「メッケル憩室がん」とは、日本でこれまでに数十例しか症例がない、非常に珍しい癌です。

そもそも「メッケル憩室」というのは、すべての人にあるものではありません。

出産までに胎児と母体を結んでいた卵黄管が出産後も残ったものであり、小腸の壁の一部が外側に飛び出た袋状の突起物のことを指します。

引用：https://www.kango-roo.com/learning/6175/

乳児の2〜3%に生まれつきメッケル壁室があると言われており、そのうち2割の人には腸閉塞や下血などの症状をともなうことがあります。

参考：メッケル憩室とは

KANさんはおそらく生まれつきこのメッケル憩室があり、その突出部に癌が出来てしまったということなのですね。

そもそもメッケル憩室があること自体が珍しく、症例も非常に少ないため、診断が遅れるケースも多いといいます。

KANさんについても、腹痛は昨年秋から継続してあったものの、癌と診断されたのは今年の3月であったことが分かっています。

昨年秋に腹痛がひどくなり「恋の病かな」と思い、１０月２０日に近所のクリニックで検診。ポリープ３つは良性だったが、痛みが続いたため大病院で腹腔（ふくくう）鏡手術を受けた。腫瘍を切って病理検査に出した結果、病名が判明したという。
引用：ＫＡＮが患った「メッケル憩室がん」とは…専門家「早期であれば、アーティストとして復帰できる」 : スポーツ報知 (hochi.news)

メッケル憩室癌は、早期発見できた場合、5年生存率が70％近いともいわれています。

最初に症状が出てから半年近く経過しており、KANさんがメッケル憩室がんであることが判明した時点は、かなり進行した状態だったのかもしれませんね。