保険金の不正請求問題で揺れる大手中古車販売会社ビッグモーター。
全国で相次いだ店舗前の街路樹が枯れる異常事態や、パワハラ疑惑など新証言が次から次へと報じられています。
そんななかで、会見にも姿を見せず❝雲隠れ❞している兼重宏一元副社長について、新たな事実が判明しました。
中古車販売大手ビッグモーター(東京)による不正請求問題を巡り、同社の前副社長で辞任した兼重宏一氏が損害保険ジャパンの前身企業に一時在籍していたことが分かりました。https://t.co/hdGwYHXhWi
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) July 27, 2023
それは、
兼重宏一氏が、以前損保ジャパンに在籍していた
というもの。
今回は、兼重宏一氏と損保ジャパンの深い関係、在籍部署や在籍していた期間、共犯関係の調査について調べてまとめました。
兼重宏一は損保ジャパンの元社員!
ビッグモーター前副社長で不正の多くを指揮したとされる兼重宏一氏が大学卒業後、損保ジャパンに入社していたことが分かった。
— MagX(ニューモデルマガジンX) (@CyberMagazineX) July 26, 2023
「宏一氏が当社に在籍していたことは事実です。調査委員会による調査を行い、調査結果に基づき公表いたしますので、これ以上はご容赦いただけますと幸いです」(広報部)。 pic.twitter.com/hSYoy8Ki8B
今回新たに判明した事実として、ビッグモーターの元副社長・兼重宏一氏が過去損保ジャパンに在籍していたことがわかりました。
正しくは、損保ジャパンの前身企業である「日本興亜損保」に在籍
損保ジャパンは、2014年9月に「損害保険ジャパン」と「日本興亜損保」が合併し、「損保ジャパン日本興亜」と改称しています。
※その後、2020年4月1日に再び社名を「損害保険ジャパン株式会社」に変更
兼重宏一氏が在籍していたのは、「日本興亜損保」であることから、2014年9月以前ということになりますね。
#news23
— 青風空 (@aokazesora) July 26, 2023
さっきクロ現で損保ジャパンの出向者がビッグモーターの執行役員もやってた言ってたぞ。
兼重息子も損保ジャパンに出向かよ。
ズブズブもいいところだな。真っ黒だな。
よくこれで損保ジャパン社長知らぬ存ぜぬでいられるよな。 pic.twitter.com/7i2NakiAXE
損保ジャパンに関しては、兼重宏一氏の繋がりもあってか、これまでビッグモーターへ37名の出向者(損保ジャパンに籍を置いた状態で、ビッグモーターに勤務)を出していることでも知られています。
東京海上日動火災保険と三井住友海上火災保険も出向者を出していたが、3人のみ
なかには執行役員を務めたり、板金部門の責任者を歴任した出向社員もいたとのことです。
また、2022年夏の時点で「工場長から不正の指示があった」という内部情報が損保ジャパン側の経営層に報告されていながら、ビッグモーターが提出した「不正の指示はない」という報告書(実は内容が改ざんされていたことがのちに判明)を鵜吞みにして、他損保を差し置きいち早く取引を再開させていたことも判明しています。
損保ジャパンが早期に取引を再開させたことで、結果的にビッグモーターの自賠責契約は他損保から損保ジャパンに多く流れる事態になりました。
両社が❝持ちつ持たれつ❞の深い関係にあったことがわかりますね
在籍部署や期間は?
ビッグモーターの元副社長・兼重宏一氏は、損保ジャパン(前身の日本興亜損保)でどういった地位にあり、どのくらいの期間在籍していたのでしょうか。
損保ジャパンの関係者によると、
「(不正請求問題に関係するような)営業や保険金査定の部門には属していなかった」
といいます。
また、在籍していた期間については、
「2011年から1年余りの期間、在籍していた」
引用:日テレNEWS
ことが判明しています。

引用:デイリー新潮
兼重宏一氏の略歴
2010年6月(大学在学中) 株式会社ビッグアセット取締役
2012年7月 株式会社ビッグモーター入社
2015年6月 MBA取得(ローチェスター大学?)
兼重宏一氏は1988年7月17日生まれの現在35歳。
順当にいけば、2011年3月に大学を卒業し就職しているはずですが、ビッグモーターに入社したのは翌年2012年の7月となっています。
損保ジャパンに勤務していた期間はおそらく、
2011年4月から2012年6月頃までの間
といえそうです。
共犯関係調査も
ビッグモーター不正、損保ジャパンが金融庁に虚偽報告 https://t.co/WezfDztzBZ
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) July 27, 2023
ビッグモーターと損害保険会社の間に❝持ちつ持たれつ❞の密接な関係があったことを受けて、金融庁も調査に乗り出しています。
金融庁による調査のポイントになるのは、この❝持ちつ持たれつ❞の関係が、❝共犯❞になっていなかったか、ということ。
各損害保険会社は、顧客が事故を起こして搬送されてきた車について、「入庫(修理)先を自社の提携工場にしないか」と紹介をかけていました。
実際に修理先のあてがなくて、困っている顧客もいますからね
これ自体は一般的な対応ですが、もし内部告発を受けて不正が横行している事実を知りながら、取引や入庫紹介を再開していたのだとしたら、それは大きな問題になりかねません。
保険会社の責任が問われる可能性もある
【結局「損保ジャパン」さんもビッグモーターと共犯だった】
— ワトソン君 (@watosonkun00) July 27, 2023
損保ジャパンは現場で不正の指示があったことを認識しながら、「指示はなかった」と金融庁に虚偽報告。自賠責保険の獲得増に踏み切っていた
↓… pic.twitter.com/pAMTnllcLK
また、保険金の支払い部門においては、日常業務として、修理費用の査定を専門の職員が行っています。
・修理内容が妥当か
・修理費用や部品代などが妥当か
・修理範囲が事故内容と整合するか
などを調査したうえで、最終的な修理費用を認定するわけです。
しかし、一部の❝優良工場❞ではこうした調査の認定が一般基準よりも甘く設定されていたといいます。
実際に車を視認せず、写真や画像で損傷範囲を確認するなど
保険会社は日々膨大な数の事故車両を査定していますし、本当に信用できる優良な企業は五万とあるので、この査定方法自体が悪ということではないと思います。
しかし、ビッグモーターにおいてもこの❝甘い認定基準❞が採用されていたとしたら、その簡易的な対応が、間接的に不正を助長していたということになりかねません。
ビッグモーターを国交省が聴取 - 新社長、副社長ら出席https://t.co/LM4B4bHzHK
— 共同通信公式 (@kyodo_official) July 26, 2023
ビッグモーターの保険金不正請求問題については7月26日から国交省の調査も始まっています。
過大に請求された保険金はまわりにまわって、保険料を支払う顧客に❝高い保険料率❞と❝高額な保険料❞として不利益をもたらします。
今後こういったことが起きないために、早急な再発防止策の提示が求められています。
まとめ
今回は、兼重宏一氏と損保ジャパンの密接関係、在籍部署や在籍していた期間、共犯関係の調査について調べてまとめました。
・兼重宏一前副社長は、損保ジャパンの前身(日本興亜損保)に過去在籍していた
・在籍部署は非公開も、保険金支払部門や営業部門ではない
・在籍期間は2011年4月~2012年6月頃までの1年余りと推察
・損保会社との密接な関係について今後詳しい調査が入る予定
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