日本維新の会に所属する池下卓衆院議員が、地元の市議2名を任期中に公設秘書として採用していたことが報じられました。
【原則禁止】維新・池下卓衆院議員、公設秘書に2市議を採用 兼職届けず「二重報酬」https://t.co/Y5IMCwoXmQ
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 17, 2023
男性2人を市議の任期中に公設秘書として採用していたことが判明。いずれも税金が原資の秘書給与と議員報酬を二重で受け取っていて、うち1人は2022年中に総額約2000万円の報酬を得ていた。
2名の市議は「秘書としての給与」と「市議としての議員報酬」を二重で受け取っていた(二重報酬)ことになります。
今回は、池下卓衆院議員のもとで公設秘書として勤務し、二重報酬を受け取っていたとされる市議2名が誰なのかを調べてまとめました。
うち1人については、昨年度だけで総額2,000万円の報酬を得ていたことが判明
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【特定】池下卓の秘書(高槻市議)は誰?
2023年9月18日、大阪維新の会に所属する池下卓衆院議員が、任期中の市議2名を公設秘書として雇っていたことが判明しました。
公設秘書とは?
現職の国会議員は、「公設秘書」を3名まで雇うことができる。
その内訳は、「政策秘書・第1秘書・第2秘書」の3つで、給与は国費(税金)で賄われる。
何が問題かといえば、いずれも税金を原資とする「秘書給与」と「市議としての議員報酬」を届け出なく二重で受け取っていたこと。
公設秘書、兼職NGなのに「抜け道」 文書公開阻むいびつなルールもhttps://t.co/8zfHhH40D0
— 毎日新聞 (@mainichi) September 18, 2023
維新・池下卓衆院議員が市議2人を公設秘書として雇っていた問題。「二重報酬」の実態を探る中で浮き彫りになったのは「法の抜け道」でした。
この2名の市議に関しては、
・2名とも男性
・高槻市議会議員
・兼職期間は約4か月~1年半
ということがわかっています。
そしてこの2名の市議が誰なのか、調べてみたところその氏名が判明しました。
【1】甲斐 隆志

引用: X (twitter.com)
名前:甲斐隆志(かいたかし)
生年月日:非公開
年齢:59歳(2023年9月時点)
学歴:近畿大学法学部卒
甲斐氏は、現職の高槻市議だった際に公設第一秘書として採用。
約1年半の間、秘書と市議を兼務していました。
2022年度については、
秘書給与:約900万円
市議報酬:約1,100万円
参考:毎日新聞
合わせて約2,000万円の報酬を得ていたとされています。
甲斐氏に関しては、2023年4月の市議選には出馬しておらず、市議引退後の現在も公設秘書を継続しています。
【2】市来 隼

名前:市来隼(いちき はやと)
生年月日:1987年01月11日
年齢:36歳(2023年9月時点)
学歴:関西外国語大学外国語学部英米語学科卒
もう1名は現職の高槻市議である市来氏。
当時同じく高槻市議だった甲斐氏とともに、公設第2秘書として採用されました。
市来氏に関しては、後任が決まるまで
・約4か月間
・100万円超の秘書給与
を得ていたとみられます。
二重報酬を受け取っていた2名の市議(当時)。
具体的に何が問題視されているのでしょうか。
二重報酬2,000万円で兼職届なし
今回の問題点は、
ともに原資が税金である「秘書給与」と「市議報酬」を❝届け出なく❞二重に受け取っていたこと
にあります。
そもそも、国費から給与が支払われる公設秘書の兼職は、2004年に「国会議員秘書給与法改正」で原則禁止されています。
但し、議員が許可して「兼職届」を提出することにより、例外的に兼職が認められる規定も存在しています。
しかし、池下卓衆院議員はその「兼職届」を提出していませんでした。
池下氏は取材に対して
「2人とも休日返上で秘書としても一生懸命働いており、報酬面の問題はない」と説明。池下氏の事務所は「届け出書類の提出を忘れていた。情けないミスで本当に反省している」
引用:毎日新聞
として事実を認めています。
過去の週刊誌報道では、「父親(元市議会議長)から地元事務所の無償提供を受けているにもかかわらず、政治資金収支報告書に記載していない(政治資金規正法違反・不記載)の疑い」を報じられていた池下卓衆院議員。
高槻市市議会議員を公設秘書として、公金チューチューしていた#池下卓
— ポストマン 開示請求クラスタ (@postmankaiji) September 18, 2023
日本維新の会衆議院議員。
父親も高槻市議で父親の自宅を事務所として提供されていたが、政治資金収支報告書に記載漏れ
更に年間の寄付限度額超え
未だに両親から300万円の寄付を受けている、典型的な二世議員#維新に騙されるな https://t.co/EY1CdeJVUF pic.twitter.com/WRU12GCZsy
維新の会が❝身を切る改革❞を掲げていることもあり、ネット上では厳しい意見が相次いでいます。
今日の毎日新聞の一面に維新が載っていたから、読んでみたら驚き 税金の無駄遣いには、どの政党よりも厳しく目を光らせていることで有名な日本維新の会 池下卓議員が2,000万円もの二重報酬を得ていたとのこと。 もちろん、原資は税金。
引用:X (twitter.com)
池下卓って、父親から事務所の無償提供を受けてたけど政治資金収支報告書に記載せずやった人や。 またやらかした 。秘書と議員を兼務してWで報酬を得てたのは大阪維新の会の高槻市議だった2人。 兼務でまともに仕事できるとは思えん。 で年間約2000万円もの報酬!
引用:X (twitter.com)
ペナルティの話が一切無い。 申請していなかった期間の給料分の2倍は税金として徴収くらいはしないと減らないよ。 自身の責任でもあるしちゃんと身を切って体現してくれ。
引用:X (twitter.com)
まとめ
今回は、池下卓衆院議員のもとで公設秘書として勤務し、二重報酬を受け取っていたとされる市議2名が誰なのかを調べてまとめました。
・大阪維新の会所属の池下卓衆院議員が、届け出なく現職の市議2名を公設秘書に採用
・該当の市議(当時)2名は、甲斐隆志氏と市来隼氏
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