休日と牛乳と焼肉


私たちが住んでいる焼山は、昔酪農が盛んな集落だったらしい。

どの農家の家にも牛を飼っていて、よく牛が脱走して近所を散歩していたそうだ。

だが今では、個人で牛を飼っている農家はおらず、牛舎も2軒しかない。

その1軒が私たちが住む家のお隣さんだ。

私たちは牛乳を飲むときはお隣さんの搾りたての牛乳を買いに行く。

搾りたての牛乳は煮沸消毒をしなければならず、面倒なのだがこの牛乳がなんとも言えない自然な甘味がありやめられないのだ。

いつも「モーモー」が好きな息子と買いに行く。

今日も息子と牛乳を買いに行ってきた。

お隣さんの酪農をされている方は生き物相手なので年中休みがない。

と言うより、農家は休まずに働くことが美徳と考えているようで、その美徳は未だに守られている。

私たちも息子が生まれるまでは、もちろんその美徳を守ってきた。

しかし、家族と過ごす今が本当の豊かさだと感じ始め、春の繁忙期でも日曜日は息子と過ごす日と決めて休むことにした。

そんな日曜日の今日、雨予報だったにも関わらず外を見たら晴れたので、念願だった七輪と自家製の炭で焼肉をすることにした。

どこにも行けない今しかできない昼呑み!

今しかできないことを精一杯楽しむ。

以前は変な罪悪感があってできなかったが、勇気を出して一歩を踏み出してみたら意外に心が楽になった。

そして経済的にも以前より豊かになったような気がする。

どうやら自分は余裕を作ってあげた方が仕事がうまく行くようだ。

自分自身のことって意外にわからないものだ。


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